看護師の仕事をして感じること

患者さんからの「ありがとう」の言葉に遣り甲斐を感じます。

どんなに疲れていても、患者さんが毎日自分を待っていてくれると思えば、仕事場に向かう足取りも決して重くはなりません。自分を待っていてくれる人がいる職場は本当に嬉しいし、今は遣り甲斐を感じています。

病院勤務の場合は、急な手術などで時間が不規則になります。また、夜勤などのシフト勤務は、昼夜が混在して、体力を消耗します。病気の人と接する仕事なので、いつも健康で元気に働きたいものですが、不規則な勤務時間のため、体調を崩して職場を離れる同僚も少なくはありません。とても遣り甲斐のある職場なのですが、体力勝負な部分も大きいので、今後の自分の進退についてはいつも頭を悩めています。

 

勤務を終えるとクタクタで家に帰るので、お金を使う機会がなく貯金が増えました。

仕事帰りに買い物に行ったり、友人と食事をすることもあまりありないせいでしょうか、とにかくお金を使うチャンスがありません。休日も友人たちと同じではないので、友達づきあいが疎遠になったねと言われて少し悲しいです。しかし、少し長いお休みをもらって海外旅行に行ったりできるのは日頃頑張ってるご褒美だと感じています。

 

患者さんを抱きかかえることも多いため、腰に負担がかかることもあり、腰痛で悩んでいる同僚も少なくはありません。病院勤務なのに整骨医院に通院したりしています。また、お休みの日にはエステや整体に通うこともあります。体力勝負の仕事です。時間があれば、ジョギングしたりプールに行って泳いだりしながら、体力をつけて頑張っていきたいと思っています。

面接

看護師の場合、面接スタイルは病院によっても様々だと思われます。総務部の人事担当や、現場の医師や看護師と行なう場合もあるでしょう。自分がどうして転職を思い立ったか、そして、新しい職場ではどんなことができるのか、したいのかということを、誠意を持って伝えることが大切です。コミュニケーション能力はどのような職場でも求められる重要なポイントですが、医療の現場を経験して転職に挑む場合は、その迅速な判断力や瞬発力を強く求められるでしょう。また、とても忙しい職場の場合は、すぐにでも即戦力として現場に入って欲しいと相談されることもあるでしょう。履歴書や職務経歴書に書かれている情報を重視した項目の確認としての面接が行われ、即仕事をスタートするという場合もあるでしょう。

いずれにしても、書類選考が通って面接に呼ばれるということは、先方に来て欲しいというアクションを取られているということを意味します。対面で話し、履歴書や職務経歴書に書かれている内容と相違ある人材でない限りは、採用になる確率が高いのが看護師です。
前職でも同じ規模の病院で看護師をしていた人ならば、病院が看護師を暇になどさせておかない場所だということも理解できているでしょう。
もし、勤務条件が理由で転職を決めたのであれば、新しい職場で同じような条件下になることは避けなければなりません。何事も最初が肝心です。面接の段階では、まだ職場を辞めていない状態が望まれます。なぜなら、今の職場よりも勤務条件が良くなければ、断ればよいのです。断ることができるのです。

転職の場合、面接は必ず仕事を辞めていない状況下で受けることをお勧めします。

応募書類の書き方

何度か転職を経験している人あれば、応募書類の書き方も慣れているかもしれません。しかし、もし転職が初めてという場合は、新卒で就職活動をしていた際に書いた履歴書が一番最近の応募書類ということになります。転職で書く応募書類には、履歴書の他に「職務経歴書」が必要になります。これは、現職もしくは前職で自分がどのようなポジションでどんな仕事をしてきたかという自己申告型のスキルシートです。
求人サイトに登録する場合は、履歴書と職務経歴書を求人サイト指定の電子フォーマット上に作成します。これは、ワードの場合だったり、エクセルだったりと、求人サイトによって様々です。求人サイトによっては、フォーマット上で細かくスキルを記入するようになっている場合もありますが、細かく作れば作るほど、簡略化する場合は余計な箇所を非表示にすることもできます。もし、求人サイトに登録していない場合でも、オリジナルでひとつ電子データとして履歴書と職務経歴書を作っておくと便利です。もし、企業側が手書きの履歴書と職務経歴書の提出を提示してきた場合でも、ひとつ自分で電子データを作っておけば、それを見ながら書き写すこともできて便利です。毎回毎回履歴書を手書きしたり、データで作ったりするのは結構な手間と時間がかかります。転職の場合、このような事務書類についても、効率よく作成することが大切です。省ける手間は出来るだけ省きましょう。これは仕事における事務処理にも通じることですね。職務経歴書には、これまで自分がどのような科で仕事をしてきたかをすべて記入しましょう。もし、内科と脳外科、産婦人科というように、病院内での移動によって様々な科を経験してきたのであれば、それらは大切な経験値となります。下記落とすことなく、正確に記載しましょう。

看護師の仕事をしながらの転職活動は、通常の忙しさが倍以上になるハードなものです。履歴書や職務経歴書はあらかじめ準備して、効率よく転職活動を進めて行きたいものです。

情報を収集する

看護師の場合、勤務内容も時間もとてもハードなため、転職したいと思っても、そのために情報を集める時間を作ることが難しいかもしれません。しかし、業界は横の連携があり狭いものなので、どこかほかの病院で欠員が出ているなどという情報も自然と入ってくるかもしれません。転職を決めた際、転職しようと思った理由と転職先に求める条件などをきちんと自分自身で整理して活動を始めることが大切になります。看護師の場合は、どのポジションで働いている人であっても、人の命を預かる重要な仕事に携わっています。担当の患者さんもいますから、転職するまでにはしっかりとした引き継ぎ作業も重要な業務になります。

転職するための情報は、求人サイトに登録するなどして集めることができます。インターネット上では、病院のHPを閲覧するなどして求人状況を調べることもできます。

転職が現職と新しい職場間で上手くスライドさせることができれば理想ですが、そうとばかりは限りません。税金や保険関係も、退職後すぐに次の職場が決まっている場合は継続させることが可能になります。しかし、間が空いてしまうと手続きがややこしくなります。
転職を決めたら、すぐに辞めてしまったりはしないで、情報収集と転職活動のために三カ月程度期間を作りましょう。その間に、自分が行きたいと思っている職場について調べたり、求人サイトに登録して仕事を紹介してもらったりしましょう。情報はいくらあっても多すぎるということはありません。給与条件や勤務時間、勤務場所など、決めてからやはり以前の職場の方が良かったと思うようでは、辞めない方が良かったということになってしまいます。仕事を続けながら、二足のわらじで活動するのはとても大変なことですが、情報収集は転職活動にはとても大切な作業です。じっくりと吟味して転職を成功させたいものです。

転職活動に必要な期間

転職したいと思ったら、一般的に現在所属している職場には、一ヶ月以上前に退職を申し出ることが必須となります。それは、職場における引き継ぎ業務にかかる期間を考慮するものであったり、福利厚生、税金などの変更手続きについての処理を行うために必要な期間でもあります。

職場を退職する一カ月間は、所属する勤務先の種類によっても異なりますが、引き続き資料を作らなければならない場合もあります。担当する患者さんの情報を正しく引き継がなければなりません。通常業務で忙しい中引き継ぎ相手に対して説明したりすることで、引き継ぎをするほうも、説明を受ける側もより忙しくなります。なぜなら、通常業務を行いながら平行して引き継ぎ業務を行うわけですから、通常よりも倍忙しくなることも想定されます。ですから、転職を考えた時、理想としては少なくとも一ヶ月前には転職先が決まっている状態で引き継ぎ作業に入るのが望ましいのです。気持ちに焦りがある中で活動をしたり、引き継ぎをしたりすると、通常の業務に影響が出て迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。気持ちに余裕を持って転職活動を進めるためにも、転職を決めたら、辞めるまでには三カ月程度余裕を持つことをお勧めします。

転職活動をする中では、いろいろなことがあるでしょう。転職が決まったのに、新しい職場から連絡があって一週間後にその求人案件がなくなってしまったり、その職場から、やはり他の人に決めてしまったとか、人生では何が起こるかわかりません。

まだ次が決まっていないのに、バタバタと焦って辞めてしまうのが一番望ましくないパターンです。辞めた翌日から、何の保証もない無収入状態になってしまうからです。もちろん、自己都合で退職した場合でも、3~4か月の猶予期間後、まだ仕事が見つかっていない人に対しては失業手当が支給されます。しかし、その支給がスタートするまでは、無収入になります。(※待機期間にアルバイトなどで収入があった場合は、失業手当が支給されない場合もあり、支給までには多くの条件や審査が入ります。簡単には支給されないのが失業手当なのです)

いずれにしても、転職を思い立ったら、三ヶ月間はじっくりと転職活動の時間を持ちましょう。転職サイトなどを利用して、いくつかの求人案件にトライしてみるのもいいでしょう。もしかすると、活動している中で、現在の職場が自分に一番合っていると思えることもあるかもしれません。人の気持ちは変わるものです。転職を思い立ったからと言って、感情的になってすぐ辞めてしまうのではなく、時間に余裕を持って、在職中に転職活動をしながら将来について考えて行くことも必要です。

転職する前にすべきこと

一般的な職種に比べ、求人数が減ることのない看護師です。しかし、自分が希望する条件をすべて満たすような職場にはなかなか出会えないものです。
転職の理由は、人それぞれ千差万別です。しかし、転職を決めた際には、決して急いで辞表を出すのではなく、必ず次の勤務先を決めてからにしましょう。辞めてからゆっくり探そうと思っても、タイミングは待っていてはくれません。自分の希望に合った職場がなかなか見つからず、もし見つかっても企業側が採用してくれるとは限りません。なぜなら、同じように仕事を探している人は世の中には五万といるからです。

仕事を辞める場合は一ヶ月以上前に申告するというルールはどこの職場でも共通しています。この一カ月間は、いわゆる引き継ぎ期間と呼ばれているものです。ですから、どうしても急を要する理由がない限り、転職する前には三カ月程度の期間を設定して活動しましょう。転職したいからと言って、すぐに次の職場が決まるとは限りません。求人サイトに登録したり、ハローワークに情報を閲覧しに行ったり、転職先を見つけるまでにも時間がかかります。
そして、必ず仕事を続けながら転職活動をしましょう。会社を辞めてしまうと、当然のことですが無職になります。収入がなくなった状態でも、お金は必要です。転職のために面接に行ったりする際の交通費も自己負担となります。いろいろな理由があって会社を辞めるものですが、あと数カ月で辞めるのだと割り切って、仕事を辞めずに就職活動をすることをお勧めします。
当り前のようなことですが、このように辞める前に準備をしっかり行なわないと、後々とても苦労することになります。転職活動には想像以上にエネルギーを要します。なぜなら、知らない人間関係の、誰も知り合いのいない職場の戸を叩くわけですから、緊張感も想像以上のものです。これをまったくの無職の状態で行なうのは、在職中に転職活動をする以上にエネルギーを要します。所属している場所が決まっているというのは、何よりも安心できることです。もしかすると、途中で気持ちが変わって、現在の職場で仕事を続けようと思い直してもいいわけです。辞めることを会社に伝える前に、たくさん動いてみましょう。そのためにも、辞めたいと思い立っても三カ月は辞めずに転職活動をすることをお勧めします。